花咲か父さん 洋らん栽培 

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2014年 07月 22日

アマガエルの飼い方

5年前からアマガエルを飼っています。
少しずつ増えて現在4匹になっていますが、まだ一匹も死んでいないので最初にやって来たカエル君は5歳以上です。思っていた以上に長生きですね。
最初の1匹(アネキ)は2009年愛知の洋蘭屋さんの温室にいたのを連れ帰りました。2匹目(チビ)は同じ年、滋賀守山の工場の壁に張り付いていたものです。3匹目と4匹目(ミニーちゃんとベビーちゃん)は昨年6月に山梨の蘭屋さんで見つけたのでお連れしました。全国各地から集まっています。
最初のころは試行錯誤の連続でした。最近何とかうまく飼えるようになったので飼育法を紹介しようと思います。
いろいろな方法がありそれぞれに長短所あると思うので、あくまで個人の飼育法ということでご了解ください。
やや長文になりますが、興味のある方はお付き合いください。

<<飼育容器・器材>>
タテ17cm×ヨコ24cm×高さ35cmの透明プラ箱(元は人形の入っていた容器)に、穴を開けた透明プラ板でふたをしています。
中には最高最低温度計、ハイドロカルチャーの観葉植物、水の入ったトレー(水浴び用)が入っています。
最高最低温度計はもちろん温度確認のため。
観葉植物は入れると落ち着くようです。葉っぱの上で静かに微睡んでいる姿をよく目にします。
水トレーは必須と思います。勝手に水浴びしています。一度水を切らしたことがあり固まったように動かなくなりました。あ~死んでしまった(>_<)と思いましたが、水を数滴垂らしたら数時間後に復活しました。多分仮死状態になっていたのでしょう。復活してくれて本当によかった!!
土はいれていません。土を入れるとばい菌が繁殖しやすく不衛生になると思ったので。
フンやオシッコで汚れるので1~2週に1度カエル君を別容器(牛乳パック)に移して飼育容器全体をバスマジックリンで洗っています。
飼育基本4点セット(飼育容器、温度計、観葉植物、水の入ったトレー)
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観葉植物の葉でくつろぐケロちゃん
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<<温度管理>>
自然の状態では温度が下がれば土に潜って冬眠しますが、飼育で冬眠状態をコントロールするのは非常に難しいようです。自然下であれば温度変化の少ない低温の場所を探して冬眠することもできるのでしょうが、飼育の条件下で人間がそれを提供するのはまず無理だと思います。冬眠中に温度変化が大きいと病気に罹って死んでしまうという話も。
というわけで、うちでは冬眠させません!! 1年中エサを食べて活動しています。冬眠しないとその分寿命が短くなると聞いたことがありますが、長老は5年も生きているし、まだ一匹も死んでいないので問題ないのではないでしょうか。
出来るだけ容器内が15~25℃になるよう調整しています。
真夏は30℃を超えてしまいますが、これは仕方ないですね。気休めに小型ファンで風を送ってやったりしています。
夏バージョン 暑いときは上部からファンで風を送る。 トレーの水が蒸発しやすいので注意!
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寒くなったら「ぴたり適温プラス」というプラ板状のヒーターを使っています。
容器の側面に張り付けます。なぜ容器の側面かというと、容器底面にヒーターを敷くと水トレーからの水の蒸発が大きく直ぐに内部が曇ってしまうからです。
熱が逃げないように容器の周りを発泡スチロールの板でカバーします。
容器ごと大きな発泡スチロールの箱に入れるのも有効です。最近はこの方法が主流になりました。ちなみに15℃を下回るとカエル君の動きが鈍くなるようです。
冬バージョン 写真では分かり易いよう前を開けていますが飼育時は全面カバーします。
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「ぴたり適温プラス」ヒーター
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<<エサ>>
これまでの経験から柔らかい小さな虫なら何でも食べます。例えばハエ、蛾、蚊、チョウ、バッタ、アオムシ、イモムシ、クモ、アブラムシ、ワラジムシ等です。ただしナメクジは食べません。パチンとつぶした蚊をピンセットでつまんであげると喜んで食べます。自分の血がカエル君の栄養になると思うとなんだか感慨深いものがあります。テントウムシやコガネムシのような殻の硬いものは食べても直ぐに吐き出しますね。蜂は針があるのでダメです。
特に、春~秋にバラの木に発生するチュウレンジバチの幼虫(アオムシ)は大好物です。バラにとっては害虫ですが、うちではカエル君の重要な食糧なので大きくなるまで待ってから採取しています。食べきれないほど大量に発生することがあるのでこの場合は小さな容器に入れて冷凍保存しておきます。これは虫のいなくなる冬にとても重宝します。
カエル君は生きたエサしか食べないと言われていますが、ピンセットでつまんで口元に持って行くと冷凍品でもちゃんと食べてくれますよ。
バラにはアブラムシも大量に発生しますが、これもスナック代わりに食べてくれます。
冬は虫がいなくなってアオムシのストックも底をついてしまうとサシの登場です。サシはよくワカサギ釣りの餌として釣具屋さんで売っているあれです。穴を開けた小型ペットボトルに入れてそのまま飼育容器の中に入れておくと1~2週間でハエになります。羽化したハエは自ら穴から出て飼育容器内を飛び回りますのでカエル君とハエとのバトルが繰り広げられます。バトルといってもハエは逃げ回る一方ですが・・。結構これが面白い。かなりたくさんのハエが羽化しますのでカエル君のおなかはポンポン、大満足となります。
サシそのものも与えたくなりますが、このサシは消化できないので食べた瞬間に吐き出してしまいます。確かにあのサシ、表面が頑丈なツヤツヤした皮で覆われていますよね。
サシ羽化用に穴を開けたPETボトル
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このハエ羽化作戦が嫌ならペットショップで小さなエサ用コオロギを買って来る手もありますが、値段が高いのが欠点ですね。
最後の手段として、鶏のささみや熱帯魚のエサも嫌々ながら食べてくれます。
個体により何でも食べる子もいれば好き嫌いの激しい子もいます。好き嫌いの激しい子は痩せ気味になるので、優先的に好きなものをピンセットで与えています。
これで何とか寒い冬を乗り切れば大丈夫です。

【2015/1/31追記】
冬場にもっと簡単にエサを与えられないものかと考えていた時、こんなものを見つけたので買ってみました。小動物・爬虫類用コオロギの缶詰です。フタを開けると体長3cmくらいのコオロギが50匹ほど入っていました。カエル君のエサとしては大きすぎるので、小さく切って与えてみたら食い付き良好。寒い時期の非常食として重宝しそうです。残ったコオロギは小分けして冷凍保存しています。冷凍品を解凍して与えても食い付きはいいですよ。正直、サシより簡単でいいかも。
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<<カエル君を迎え入れたら>>
新しいカエル君を迎え入れた時は1週間ほど何も食べないことがあります。環境が全く違うので慣れるのに時間が掛かるようです。でもそのうちにピンセットで餌を与えればちゃんと食べるようになります。1週間くらい何も食べなくても餓死することはないので心配いりません。気長に見守ってあげましょう。

<<カエル君の体色>>
捕まえた時はきれいな黄緑色だったのですが、飼い始めた頃黒い熱帯魚の水槽に入れていたらとてもアマガエルとは思えないような黒っぽい色に変色してしまいました。周りの色に変化する性質があると聞いたのでその水槽は止めにしました。
透明な容器に変更して底面には緑色のシートを敷いてみたのですが、なぜか黄緑色には戻りらず、少し黒い斑点が出ています(>_<)。 飼っている場所がちょっと暗過ぎるのかも。
左下:アネキ(たぶん♀) 右上:チビ(鳴くので♂)    ミニーちゃん(たぶん♀)食べ過ぎ         ベビーちゃん(たぶん♂ でも鳴かない。)
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<<カエル君の脱皮>>
カエル君を飼って初めて脱皮するのを知りました。
からだ全体がニスを塗ったようにツヤツヤ輝き始めると脱皮開始の合図です。壁にへばりついて体をグニャグニャ、口をパクパク動かします。古い皮はお尻の方から口の方に移動しそれをパクパク食べているのではないかと思われます。時には後足を背中の方に回して古い皮を上の方に押し出しているように見えることもあります。
脱皮の時は体が不安定になっているのでそっとしておくのがいいそうです。
脱皮は5分くらいで終了し、終わると皮膚のツヤはなくなります。
脱皮は暖かい時期に多いような気がします。

<<カエル君の鳴き声>>
4匹のうち1匹(チビ)だけ喉を風船のように膨らませて鳴きます。オスが鳴くそうです。チビだけオスなのか、他がまだ鳴く年齢に達していないのかは不明。
鳴き声はケロケロでなくケケケケといった感じでしょうか。
料理の最中に卵などをボールでかき回しているとその音が鳴き声によく似ているとみえて釣られて一緒に鳴くことがあります。カエルの大合唱、分かる気がします。面白いのでワザと鍋やボールをたたくと鳴いてくれることがありますよ。あの小さな体で鳴き声はとても大きいです。
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by hanasaka-tohsan | 2014-07-22 18:35


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